
| 地元児島で最も最前線を走る「フーバル」の石井さんに案内され、一行は全工程を巡る工場見学へ赴いた。 ジーンズをはきこむと、股部分に「ヒゲ」と呼ばれるシワ状の色落ちが見られるようになる。このような色落ちを加工で表現する。 まずブランドや工場ごとに型が異なるシワ状の型をつくる。 (写真の凹凸のある板が型)。 ジーンズの股から脚部分に型を入れ専用のグラインダーをかけると、型の凸部分のデニム生地の表面が薄く摺られることによって、「ヒゲ」があらわれる。この工程は「シェービング」と呼ばれる。 またダメージ加工といって、裾などの生地を削ったり、手作業でヤスリをかけ、さらにユーズド加工を施していく。 |
![]() |
| 右上は工場の中にあって特別なセクション。 大きな仕切り壁が重々しく電動で開き、薄暗い部屋が姿を現した。 雰囲気はターミネーターのサントラを思い出したくらいだ。 細かい砂を吹き付けるサンドブラスト加工のセクション。 ヒップや太ももなど、広範囲にユーズド加工をかける時に用いられる技法だ。 薄暗い中には完全防備の作業員が大きな機械で轟音を轟かせていた。 カメラは近づけない。なんでも飛び散る砂で、カメラなどの精密機械にとっては致命的だという。たしかに、ここに居ても砂が飛んできた。 この後プロセスは仕上げ段階へ入る。 そのすべては手作業で細かい作業である。 例えば汚れた感を出すためのオーバーダイ、エアブラシやコーティング処理を施したり、熱処理で色を固着したり。さらにより細かいディテールを出すためのクラッシュ加工を施す。これは縦糸のみ削って、横糸を残す熟練を要する加工である。 |
|
presented by Japan-Fashion.com 2008
|